ヤフオクでイラストを売るということ

久しぶりにアナログでイラストを描いてみた。

昔はヤフオクに手描きイラストを出品していた時期があった。
あのとき、俺は抗っていた、自分の理不尽な人生に。
あのときは、ただ必死だった、不安、陰鬱そんな影を拭う様に戦った。

「常識ぶってるやつが笑ってる」岩沢が言った言葉だ。
それが俺のエンジェルビートだった

T大に行けなくても生きる意味を見つけるため絵を描いた。
絵を他人に金銭と引き換えてもらおうと思った。
絵に対してプライドがあった、俺の絵は売れると思っていた。

いろいろと描いた、K-on、エンジェルビート、ストライクウィッチーズ、そらのおとしもの
しかし、売れなかった。
そして、その絵を押入れにしまった。
売れなかったことに対して焦った、俺の横目でほかの出品者たちが万単位で利益を出していることに対して
少し自信をなくした。
描けない、だからノートにいっぱい練習をした。
時々見ると痛々しく感じる、俺の抗った後だからだ。
そして、ヤフオクに出品するために絵を描かなくなった。

それから、再びヤフオクに出品しようと思って絵を描いた。
去年と比べると成長していた。
どこか毒のようなものが抜けた感じだった。
それを田井中聡ファイルに収めた。
出来た絵を売りたくなかった、何故ならこの絵が2000円程度で売れたとしても
それより自分で持っていたいと思った。
田井中聡ファイルに収めてある絵と比較したら成長した感じがする。
今描いた絵と当時の絵を比較したが、当時の絵は少し痛々しかった。
思い出の写真を売るのをたいていの人はためらうのと同じような感じがしたので売りたくなかった。

今、俺は自分の人生に決着をつけた、決着をつけてから時間がたつのが早く感じる。
作品を作り続けなければいけないと思った、そうでもしないと俺自身が時間軸に消されると思うからだ。
次の出でかい目標は無い、しかし、ゲームを完成させることと画集を出すことが次の目標だ。

でも、なんだか少し懐かしいな、俺の当時の絵。
売れないけど俺にとっては大切な記憶かもしれない。

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