エロゲー的哲学

面白いぐらい時間が素早く過ぎ去ってゆく
就活はあまりやる気にならないが一応してる
就職説明会に行って面接のアポイントをとったが連絡が来ない
就職募集のサイトから申し込んだけど連絡が来ない
連絡を待ちながらギャルゲーをしながら現実逃避
ギャルゲーやエロゲーの本質は現実逃避だと思う。
高校生や大学1、2年生ならギャルゲー的なシチュに憧れや希望を見るだろう
ある程度年をとるとそれが現実逃避に変わる、現実というものを理解する
現実というものとギャルゲー的なものではない
俺らはどうしてもずっと学生のままじゃいられなくなるし
年をとればどうしても少しずつ老ける
女は3次元だ、男の女の駆け引きなんてギャルゲー的な甘いものじゃないし
仲が深まれば深まるほど親密になるほど駆け引きは難しい
お互いのエゴをぶつけ合ったりもする、それが3次元つまりリアル(現実)である。
ギャルゲー的に都合がよくノリのいい女はまあ居ないだろう。

現実逃避は基本的に好きだ
だが、心の中でどこか現実と戦わなければならない気持ちがあり完全に現実逃避できない
バランスが必要だと思う、心も今の状況も経済的安定も人間関係も
なので、現実逃避が楽しいときは思いっきり現実逃避をしてそれが楽しめないときは別のことをする

一応、朝起きたら腹筋30回と2~3日に一度は2キロ程度走り2キロ程度歩く
ネガティブに考えないなどのその位の体力面と精神面の自己管理はする
自己管理できないとやっていけない
深層心理が自己管理自体を拒んだりするとだるい
必要なことなのにそれがだるいとはあまり好ましいことではない

俺がそんな仲でグリザイアの果実というエロゲーをしたが、あれはすごいゲームだと思った。
単純な萌えでは語れない設定。
評価できるところはシナリオだ
とても奥深い内容でユニークだ
秘められた人間味が非常に深く表現されている。
文章の内容に専門性があり読んでいるといろいろと考えさせるところがあって人間的におもしろい
ギャルゲー的な甘い感じの絵柄ではないしがシナリオと絵の雰囲気がマッチしている感がいい
このシナリオを書いた人たちは相当な腕だと思う

単純に絵柄だけでプレイするギャルゲーを選ぶのはよくないと思った。
2、3日かけて1ルートクリアした
そのなかでバスが崖から転落して遭難するという話があった
そこに組織と人間の本質というテーマが見えた
緊急時の組織としての形とその主導権についての話をかけるところがすごい
日が経つにつれ食料が無くなり追い詰められるなかでの緊張感
食料をめぐる問題での組織の中での疑念
極限状態になり飼っていた犬を食うという行動
そして、死んだ人肉を鹿の肉と言い食べさせる行動
最後には崩壊した人間は獣へと成り下がる

改めて「社会」「組織」「人間」というものを考えさせられた
死んだ人間をばらばらにして肉にしているところを知られて殺そうとするシーンは心拍数が上がった
ここまで感情移入できる作品はなかなか無い

ゲームを終えて就寝したのが深夜1時ぐらいだった
寝るとき普通に家があり布団がありそこで寝れるということに感謝した
俺は社会に感謝した。
人が人である理由、それが社会だと思った。

日本は崩壊してほしくないと思う
いざというときに備蓄も必要かもしれないが社会を疑い備蓄をしているような意識の次元だけではだめだと思う。

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