トルコのイスタンブールで、ロシアとウクライナの停戦協議が始まる。
2022年3月29日 トルコのイスタンブールで停戦協議始まる
2022年3月29日に、トルコのイスタンブールで、ロシアとウクライナの停戦協議が始まる。トルコのタイップ・エルドアン大統領、メブリュト・チャブシオール外相と、戦争当事国の代表団が出席する。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「この戦争で傷ついた人を助けたいが、2022年3月22日に、中国国内で起きた、中国東方航空MU5735便の墜落の事故が原因で、中国の胡錦濤国家主席に協力を仰ぐことができない状況となった。」と発言した。
トルコの停戦協議で、露の大統領補佐官が発言する
露のウラジミール・メジンスキー大統領補佐官は、「中国東方航空の事故は、ウクライナのゼレンスキー大統領が発言されているように、ロシア国内の産業に壊滅的な打撃を与えるだけでなく、観光や、ロシア国民の食料ルートが遮断されてしまう。それだけはどうしても避けたいんだ。中国東方航空の、中国の昆明とミャンマー第2の都市マンダレー間、昆明とミャンマー首都ネーピードー間の安全なフライトが無理ならば、これ以上の戦争を続けるのは無理だと考えている。我が国にとっても重要なルートで、核とかそういうレベルじゃないんだ。」と発言した。実際にはロシア国内よりも、ロシアに制裁を科した欧米諸国や日本の方が、はるかに食料などの物資の不足に直面しており、今後、世界的な食糧危機が容易に想像できる。
結局のところ、ロシアとウクライナの2カ国の問題を世界的な問題に広げている支配者層の思惑が背後にあり、将来のベーシックインカムの導入を見据えて、このような茶番劇が展開されているのが現実である。
エルドアン大統領は仲介する
トルコのエルドアン大統領は、なぜトルコで停戦協議になったかを踏まえて説明した。「中国は国内の課題が山積みで、停戦協議は、急遽イスタンブールでの開催となった。中国東方航空はJALと業務提携があり、日本から中国へ渡航する際は、PCR検査が必須という情報がある。先日、PCR検査を受けられずに中国では4歳の女児が死亡したという事例もある。PCR検査を受けられないで、中国国内で死ぬか。それとも、中国東方航空に乗って死ぬしかなかったといえる。現状、中国東方航空の昆明とマンダレー間、昆明とネーピードー間のルートがない。ロシアもウクライナも、コロナの問題もあるとは思うが、この辺で戦争はやめたほうがいいよ。」
エルドアン大統領は暗に和解を促している。
チャブシオール外相も仲介を手助けする
チャブシオール外相も続けて和解を促した。「私も我が国の大統領と同意見だ。中国を病院扱いすることはできない状況になった。中国とミャンマーもあなた達の国と、同じくらい国内情勢が厳しい。中国の場合、航空業界がこれ以上の戦争に耐えられないだろう。中国の国内線で、就航都市に昆明、広州のある重慶航空があるが、低コスト運航を余儀なくされている。ミャンマーにおいても、2022年3月24日にミン・アウン・フライン最高司令官がASEANとの対話に応じない発言をしているからだ。」
チャブシオール外相は、口調は穏やかで、ロシアとウクライナの代表団を迎えて、進展があったと感じている様子だった。
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