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海の家とは

夏、海水浴に行くと必ずと言っていいほど見かける家がある。
いわゆる、海の家だ。
海の家とは、海のそばに建てられた施設や店舗のことだ。
海の家には大きく分けて二つの種類がある。


一つは、海水浴シーズンのみ開店しているタイプ、もう一つは夏のシーズンに限らず一年中経営しているタイプである。

一つ目の海水浴シーズンだけのタイプは、仮設小屋を建て営業し、シーズンが終了すると小屋そのものを撤去することが多い。
こちらの場合、海の家の経営は副業としている場合が多いようだ。夏以外は本職があり、夏場になり、海に人が集まってくると儲かる海の家を経営している。

二つ目のシーズンに関係なく経営しているタイプは、シーズン外にレストランを経営したり、イベントごとに場所を貸し出して経営している。



海の家は儲かるのか

一年を通して海の家だけで生活費を稼ぐというのは一部を除いて難しいだろう。
だが、私たちが海の家を利用するとき、食べ物や飲み物など割高だなと感じることはないだろうか。
夏の間だけでも経営すると、儲かることはできるのだろうか。


結論からいうと、ピンキリだ。
すごいところでは、ワンシーズンで5000万円の売り上げを叩き出すところもあるらしい。
だがもちろん、赤字に終わってしまうところもある。

売り上げが伸びる店でも赤字になる店でも、ポイントはやはり天候・気温だ。

海水浴に人が来ることが売り上げのポイントとなるので、去年は儲けが出ていても今年は台風が多かったなどとなると、売り上げが落ちるだろう。
年々異常気象が増え、傾向の読みにくい自然が相手となると新しく始めるのは勇気がいるかもしれない。



海の家でのアルバイト

新規参入はハードルが高くても、アルバイトとして雇っているところは多い。
特に夏休み期間に入る大学生にはうってつけのバイトではないだろうか。


海の家での求人としては次のようなものがある。
お店で注文を受けたり食事を提供するホールスタッフ、裏で料理を作るキッチンスタッフ、海の家によっては備品を貸し出すスタッフや清掃スタッフとしての雇用もあるようだ。

主に接客業となるので、経験者は即戦力として雇われることが多いだろう。

海の家での仕事となると住み込みというイメージがあるかもしれないが、通いでも雇っているところもある。

自分に合ったバイトを探してみるといいだろう。

休憩時間に海に入れるのも、海が好きな人にとってはポイントだ。



アルバイトの注意点

海で遊んだり新たな出会いを期待して始める海の家でのアルバイト。
しかし、始める前に注意してほしい点がある。


経験者の意見として一番多いのは、やはり暑いということだ。
海の家でのアルバイトは、夏真っ盛りの7月、8月に炎天下での仕事になる。

特に海の家は四方を開けっ放しで営業しているイメージもあるだろう。
その中でひっきりなしに来るお客さんのために走り回り、時には調理場に立ったりすると体調も悪くなる可能性がある。

その上、海の家での仕事は想像以上に忙しい。

さらにお酒が入ったり、はしゃぐ場ということもあり、お客さんのトラブルに巻き込まれる可能性がある。

海の家には尋常でないほど多くの人が来る。
すべての人が厄介なトラブルを持ってくることはないだろうが、警戒しておく必要があるだろう。
特に女性はセクハラまがいの被害を受ける場合もあるので、十分に注意が必要だ。

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