小説執筆
始まりの小説
それは10月くらいの秋の時期でした。高校生だった自分は、うまく人とコミュニケーションがとれない事に悩み自傷行為をしていました。
精神科へ入院になった自分は全身を検査されました。
その結果広汎性発達障害でアスペルガー症候群だという事が分かりました。
高校生だった頃の自分はその障がいの事があまり理解できませんでした。
なにより病院生活がとてつもなく暇でした。
そんな時1冊の小説と出会いました。【エラゴン】という本です。
その本をきっかけに自分もこんな作品を描いてみたいと思うようになりました。
そこから病院生活を利用しての読書三昧が始まりました。
沸き上がるネタ
入院生活から数年が経過し、障がい者施設で働くようになりました。不思議なのは仕事をすればするほど小説のアイディアが湧いて出てくる事です。
そんな時に東【あずま】さんという方に出会いました。
東さんも小説を書いていました。
その人から小説の書き方を教わるようになりました。
次から次へと頭の中に物語が沸き上がるようになりました。
仕事をしながらグループホームでの生活をしながら、必死に書き続けました。
いつしか目標が出来上がり小説大賞に応募するようになっていきます。
暴走執筆
小説を書き続けて数年が経過し、ネット小説にも投稿するようになりました。その結果執筆意欲がとてつもなく沸き上がり、寝ないで書くようになっていきました。
睡眠をとらないまま仕事に行くようになり結構辛かったですが、仕事をすればするほどアイディアが湧いてきました。
仕事仲間とのトラブルで苛立ちを覚えるとそれが小説のアイディアとなっていきます。
今までは小説大賞をとる為に書いていました。
しかしネット小説に投稿していく事で、小説大賞だけがすべてではない事を学び、大勢の人に見られて笑ってくれたらいいなという気持ちに変わっていきました。
これからも書き続ける
今では昔ほど大量には書けなくなりましたが、小説が教えてくれた事は沢山あると思います。根気強く書き続ける事や色々な情報を配合する事などが自分の人生に大きな彩を与えてくれました。
今は仕事仲間同士でのトラブルも減ったせいか苛立ちを糧としての執筆は出来なくなりました。
これからの自分は小説大賞を狙うのではなく、大勢の人に見られて爆笑してもらえる作品を執筆していけたらいいなと思っています。
東さんがよく僕に教えてくれたのは、作品は自分自身のようなものだという事です。
だから作品を愛するのは当然だという事を教えてくれました。
これからももっと書き続けようと思います。