短い小説であってもいきなり文章を書こうとしないでください
短い小説とはいえ、文章は沢山の言葉の連続であり、また起承転結やストーリーなどの構造を持ちます。いきなり文章を書き始めることは可能かもしれませんが全体の構造を意識することが難しいため、あまりお勧めはできません。
中には、どんどんアイディアが湧いて、全体を考えながら書ける方がいらっしゃるかもしれませんが、多くの人には難しいでしょう。
まずは、よく考えることが超ショートショートを書く上でのコツになります。
とにかく思いつく言葉を挙げまくる
超ショートショートを書くうえで、まずやるべきことはできるだけ思いつく言葉を挙げまくることです。自分の知らないことや頭にない言葉から物語を書くことは絶対にできません。
つまり、自分がどのようなことを知っているか、頭の中にあるのかということを整理してやることが重要になります。
具体的には紙とペンを用意して、思いつく言葉を何でもよいので只管書いていきましょう。
ここで、あまり難しく考える必要はありませんので、思いついたことを自由に書いてください。
挙げまくった言葉たちを合体する
たくさん挙がった言葉から連想する他の言葉をさらに考えてみましょう。この時、箇条書きよりもネットワークモデルのように視覚的に理解しやすい書き方を意識するとさらに良いと思います。
ここまでくると、たくさんの言葉に加え、関連する言葉たちの纏りができていることに気づくはずです。
次に、その纏りたちを自由に組み合わせてみましょう。
おそらく奇天烈な組み合わせになるかもしれませんが、なんでも大丈夫です。
むしろ、不思議な組み合わせになっているほうがオリジナリティが感じられると思います。
これで、超ショートショートのテーマの完成です。
テーマから起承転結を考えて完成
ついに、テーマが完成しました。最後のステップでは、いよいよ物語の構成を考えていきます。
ここで重要になるのが、起承転結を意識することです。
どんな物語にもこれだけは必須になります。
これが無いと物語の面白さが生まれず、だらだらと長い文章になってしまいます。
そのため、これだけは絶対に意識しましょう。
そうはいっても、いきなり考えるのが難しいという方もいらっしゃるので、先にオチを決めてしまうというのも良いかと思います。
どういう終わり方にしたいのかということを中心に物語を進めていくということです。
なんと、ここまで進むと超ショートショートが完成しています。
果たして、どんな物語になりましたか。